損切りが苦手…塩漬け株に悩む人が読むべき本2選
株の損切りができないとどうなるのか
去年のトレードについて振り返って、一番良かったことは初期に作ってしまったすべての塩漬けを解消できたことです。
塩漬け株は、一度作ってしまうとにっちもさっちも行かなくなります。
傷の浅いうちに損切りしてしまえばいいのに、ズルズルと持ち続けたせいで身動きがとれなくなり、資金も拘束され、マイナスのポートフォリオを眺めては眠れぬ夜を過ごすことに。(実体験)
トレードを始めたばかりの頃は右も左もわからずに急騰したチャートに飛びついては買値を下回り、「明日には戻るかも…」とお祈りしながら過ごしていました。
また、私に株を教えてくれた家族も「損切り」という概念がなかったため、「現物だから持っていたらいい。そのうち戻るから損切りはするな」という謎の教えを受け、私は泣きながら含み損の株を握る日々でした。(辛い…)
東証一部の優良企業ならまだそれも間違いではないと思いますが、マザーズで思惑だけで上がった急騰銘柄なんてそのあと長らく瀕死の状態が続くことも…。
「現物だから大丈夫」と思考停止状態になるのは危険です。
塩漬け株の末路はどうなる?実体験から伝えます
例えば、私の大失敗トレードを一つ。
悪名高き(?)リミックスポイント。
2018年当時、仮想通貨ブームが巻き起こり、
猫も杓子も暗号資産関連のIRを出しては急騰という場面が見られました。
このリミックスポイントも、仮想通貨の交換所を運営していることで、株価は急騰。
2018年5月に1800台に乗せました。
当時の私はこれをちょこちょことトレードして、最後に6月1日に1629円で100株を購入しました。
今なら手を出さないであろう位置・チャートですが、横横で上を期待したんでしょうね。。。
というかそこまでも考えていなかったと思います。
なんとなくいくらか抜けたらいいやという軽い気持ちだった気が。()
さて1800円をつけたあと、株価は下降し始め、ずるずると下がっていきます。
経験も判断力もなかった当時の私は、「また戻るかも…」と毎日PFを祈るような気持ちで眺めていました。
苦し紛れに200株追加でナンピンし、300株持っていたようです。
今のバブル相場なら、助かっていたかもしれませんね。
しかし、その結果、株価は一時300円台まで低迷。
その後400まで戻して少し希望を抱いたところで、2019年7月に仮想通貨の不正流出事件が起こります。
[東京 12日 ロイター] - リミックスポイント3825.Tは12日、子会社の仮想通貨交換業者、ビットポイントジャパン(東京都港区)で仮想通貨の不正流出が判明したと発表した。流出したのはホットウォレットで保管している仮想通貨で、流出額は概算で約35億円と見込んでいるが、詳細が分かり次第、公表するとしている。
https://jp.reuters.com/article/bitpoint-rimix-leakage-idJPKCN1U70FB
このニュースを見たときにはっきりと「ああ、終わりだ」という声が頭に響きました。
翌日の株価はストップ安をつけ、私はここでギブアップ。
どこか悟りを開いたような気分で、すべての株を手放しました。
-15万の損失でした。
いまこうやって見返してみれば「15万か」って感じなんですが、会社員をしながらコツコツ貯めた100万ほどで投資をしていましたし、そこから15万円の損が確定されると思うと身を切る思いでした。
損切りが苦痛で仕方がなかったため一年以上も持ち越してしまったわけで、その時は悲壮な気持ちでした。
その後、リミックスポイントの株価は上がったのか?
2021年1月現在のリミックスポイントの株価はなんと70円です。
遅くても遅すぎることはなかった。
あのとき手放してよかったねと思います(^_^;)
Twitterで「リミックスポイント 塩漬け」で検索してみてください。
阿鼻叫喚が聞こえてきますよ…。
(仮想通貨高騰で一時100円台に乗ったようですが…)
塩漬けを作ってしまう原因はメンタル
なぜ人は塩漬け株を作ってしまうのか。
エントリー位置や技術的なことももちろんあるでしょうが
原因はほぼメンタルだと思います。
自分の失敗を認めたくない、損失を確定させたくない、お金が減ることを認めるのが辛い。
しかし、今わかるのは、こういう気持ちでトレードをしていては決して利益を出すことはできないということ。
もし損切り、塩漬けが苦手だという自負があるなら、とにかく思考を矯正することが大切です。
相場でのメンタルコントロールは利益を出すためには外せない要素です。
トレードで損切りできるようになるおすすめの本
私が含み損で涙目のときに、読んで学びがあったのがこの2冊です。
「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」
Amazonトレーダーの教科書とも言える一冊。
相場でのメンタルコントロールについて、損切りについての大切さを教えてくれます。
「損切りをする」ことは「負け」ではなく、「勝ち」である。
この本を読めば、今までの思考のパターンに大きく変化が見られると思います。
著者のオリバーさんとグレッグさん、ふたりとも最初のトレードで大失敗しているのがなんとも親近感が湧き、勇気を与えてくれますw
デイトレ、スイングなど時間軸短めでトレードする人は必読です。
こちらはFXの本ですが、株の短期トレードにはそのまま応用できます。
前半部分がメンタルコントロールについて書かれており、後半部分がテクニカル(グランビルの法則、ダウ理論、平均移動先など)について書かれています。
この一冊で相場に必要なメンタルとテクニカルについての一通りを知ることができます。
損切りができない原因を「プロスペクト理論」など、心理学的なアプローチから説明されていて、客観的に思考の癖を捉えることができます。
前述の「デイトレード」の内容をさらに易しく読みやすくしたようなイメージです。
今ならキャンペーン中で2,980円の本が送料のみの550円で買えます。
私も550円で手に入れましたが、発行元の投資スクールの資料が一緒に送られてきましたが、特にそれ以上の勧誘などはありませんでした。
メンタル面だけでなく、基本的なテクニカルが一通り学べるので、持っていて損のない一冊だと思います。
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まずは間違った思考パターンの矯正を。
どうにもならない塩漬け株を抱えてしまっているとき、本当に苦しいものです。
最初は誰でも負けるもの。
でもそこで自分のダメなところに気づき、向き合わなくてはいけません。
その先にはきっと良い未来が待っていると信じて^^
今回ご紹介した本は、自分の誤った思考パターンの矯正に役立つかと思います。
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